厳しかった夏の日差しも、秋風とともに和らいできましたね。今年は梅雨入りも早く、夏も雨が多い年になり、快適に過ごしづらい夏だったと思います。
そんな時期に多い、屋根や外壁からの雨漏り。皆さまのご自宅は大丈夫でしたか?
天井や壁にシミができたり、壁紙が剥がれてしまったり、台風や豪雨が多い年は特に雨漏りに関するご相談が多くなります。
今回のコラムでは漏水調査を身近に感じてもらいたいという思いから、神村工務店が漏水調査に関して絶大な信頼を寄せるパートナーである、誠創サプライ有限会社
代表取締役の大森丈二(おおもり・じょうじ)さんとの対談をお届けします。職人的な技術と経験を持つ、大森さんの熱い想いをぜひ感じてください!
神村(以下、J) :
今日はいつもお世話になってる大森さんにお仕事の話を詳しくお伺いしていきたいと思います。よろしくお願いします!
大森さん(以下、O) : はい、よろしくお願いします。
J : 大森さんは雨漏りをメインにした漏水調査が主なお仕事かと思いますが、最近はどんなところからの依頼が多いんですか?
O : ビル管理会社やハウスメーカー、大手ゼネコンが多いですね。実際に住宅に住まわれている一般の方は、調査会社の情報をほとんど知らないので、雨漏りで困っていた方からはもっと早く知り合いたかったと言われることも多いですよ。
J : 業界の中では稀有な存在ですからね。誰もが知っているような大手の会社からの依頼も多いみたいですけど、口コミとか紹介で?
O : そうですね。多くの業者がきちんと原因を特定せずに直してしまったりして、後々になってからまた雨漏りをしてしまうなんてことがざらにあるんですよ。ただ、僕はその原因をきちんと探し出して、確実に漏水を止めるので、なんだかんだうちに頼めば原因を特定してくれると思ってくれているからなんでしょうね。
J : 大森さんって絶対見つけてくれるんだよね! だから僕もみんなにもっと知って欲しいと思っているんですよ。
多くの人が原因が分からないのに、何百万も掛けて工事しちゃったりしてね。以前も原因が分からない状態で屋上を防水工事したけど、結局雨漏りが直らないっていう案件があって、実際に大森さんに調査してもらったら原因は屋上じゃなかったなんてことありましたもんね。
O : 雨漏りってすぐには原因が分からないんですよ。多くの漏水調査会社は、調査計画のようなものを出すんだけど、僕の場合は計画なんてないですから。
ある程度アタリをつけてから調査をしますが、何箇所にも水を掛けて、水の強さや量を調整しながら水が入る箇所を確認していく。ある程度経験を積んでくると、建物の“癖”も見えてくるんですよ。
J : かなりマニアックですよね(笑) しかも、ものすごく執念のいる仕事ですね・・・・・・。
――大森さんの漏水調査では、漏れている場所の一番近い外壁からホースで水を掛け、水が出てきたところから原因箇所を絞っていくそうです。場所がおおよそ特定された段階で、蛍光の塗料を入れて原因を確定していくとのことです。
J : 今はこの仕事を始めて、20年くらいでしたっけ?
O : そうです。
J : 今まででどれくらいの漏水調査の案件を引き受けてきたんですか?
O : 1万件くらいですね。ほぼ100%解決してきましたし、これからも雨漏りの原因なら絶対に見つけられる自信があります。
J : え、すごい! なんで大森さんはそこまで言い切れるんですか?
O : なんでかって言うと、100%になるまでやらせていただくからです。原因が判明するまで最長1年半掛かったこともありますよ。
J : えーー!! き、気合いですね・・・・・・。
O : だから普通の会社じゃ成立しないんですよ。
J : そうですよね。だからコストで言うと、僕安いなって思いましたもん。
ちなみに忙しい時期ってあるんですか?
O : うちの場合は通年忙しいですね。
J : 普通は夏とか梅雨の時期じゃないんですか?
O : というのも、雨が降ったから忙しいというわけじゃないんですよ。雨漏りがあってもすぐにうちに依頼が来るわけじゃなくて、たいてい最初は工事業者に依頼が行って工事を行っちゃうんですよ。それでも原因が分からなくて改善しないから、3〜4番目くらいにうちに来るんですよ。最初に雨漏りしてから、半年とか何年も経ってからうちに来るから、特に繁忙期とかはないですね。
J : ちなみに、依頼を受ける条件とかってあるんですか?
O : 緊急性の高いところを優先しますけど、強いて言うなら弊社の調査方法を受け入れてもらえることですかね。
J : 大事ですね。
O : お客さまの中には、雨漏りの原因を見つけるのなんて簡単でしょって思っている方も多いんですよ。いや、簡単じゃないんですよ・・・・・・と(笑)
現場をひと目見ただけでは分からないので、勘とか想像ですぐに答えを出すようなことはしないです。とにかく住んでいる人から状況をヒアリングすることが一番重要なんですが、台風のときとか雨の日とかと同じ水の掛け方をしていても、それだけでは原因は分からないんですよ。
だから、原因を特定するまですごく時間が掛かる場合もあるんです。
J : 本当にこの仕事よくやっているなって思うんですよ。コスト計算しにくいじゃないですか? だからと言って、追加料金って言いづらいですよね?
O : そうです、言わないですね。
J : 僕は大森さんみたいな業者さんを守りたいと思っているから、時間や労力が掛かっているときには、きちんとお客さまにお伝えしたいなって思っているんです。じゃないと、やってくれる人が不幸になるから。だから、それをきちんと理解してくださるお客さまであったり、大森さんのやり方を信じてくれる方じゃないと難しいときもありますよね。
O : 価値を理解してくださる方ですね。
J : 私たちとお付き合いが始まって、かれこれ4〜5年経つと思うんですけど、一緒に仕事をさせていただいてどうですか?
O : いや、お会いした初めの頃にもう好きになっちゃっていたんだと思います。熱い人だなって思って!
現場の大変さとか深刻さとかを理解してくれていて、困っていることをなんとかしようって思っているところが神村さんからすごく感じられて。
J : 考え方や仕事の姿勢が神村工務店とすごく似ていると思うんですよ。だからこそ、困っている人にもっと大森さんのことを知ってもらいたいなって思っているんです。
世の中、謳い文句だけの業者が多い中、きちんと解決に導いてくれて、実績もあるから信頼感があるんですね。大森さんと一緒にやった仕事がきっかけで、お客さまからも感謝されて、そこからもう4〜5件そのお客さまの紹介でお仕事いただいていますからね。すごく感謝しています!
O : 人にとってもそうですけど、建物を健全な状態にするために漏水調査があると思っているんですよ。原因がきちんと見つかれば、無駄な工事をしなくてすむし、無駄に建て替えを行ったりすれば強度も変わっちゃいますから建物にとっても良くない。僕が間に入ることで、絶対にWin-Winな関係になれると思っています。
J : そうですよね。今後もぜひ大森さんと一緒にお仕事をやっていきたいなと思っています!
O : ぜひ。僕は原因が見つかるまでやり続けますから。
【神村工務店代表・じん蔵のMEMO】
今回は大森さんの熱い想いと仕事への執念にホントに感動しました! 大森さんの名刺の裏面に書かれている「わかるまで」「止まるまで」という言葉に、絶対的な信頼感を感じますね。
実は近々、大森さんとのコラボ事業を進めていこうと計画中です! 雨漏りにお困りの方、大森さんにかかれば絶対に雨漏りの原因を特定できますので、ぜひお気軽にご相談くださいね。
誠創サプライ有限会社
http://www.seisou.net/